太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

「俺にも風よこせー」


前の席に座った爽太が、手のひらをパタパタさせて風を起こしている。


「はいはい、どうぞー」


私は持っていた下敷きで爽太の顔を扇いだ。


サラサラとなびいた焦茶色の髪の毛に、少しだけドキっとする。


綺麗な二重で、鼻筋が通っている・・・まさに美男って感じの顔。


・・・・やっぱりどこを見てもかっこいい。



147センチの小さすぎる私に比べて、180センチのすごく大きな爽太。

少しくらい身長分けてくれればいいのに・・・・なんて考えたりもする。



「あれ・・?それって・・・中1の時に俺が誕生日プレゼントにあげたやつじゃん」



爽太は下敷きをまじまじと見つめながら言った。