太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

してしまった後に気づく、重大な罪。


一生の中で、大切なものを・・・奪ってしまったのかもしれない。

芽悠が今までにキスしたことがなければ・・・これがファーストキスになる。


もしこのキスが、ファーストキスじゃないとしても・・・最低なのには変わりない。



自分の欲に溺れて・・・・芽悠を・・汚してしまった。

絶対に傷つけてはいけない、大切な人を・・・・自分が汚した。


重くのしかかる罪悪感。

多少でも自分の中に残っているだろうと思っていた純粋な気持ちは、崩れるように消えていく。



純粋に・・・ただ好きでいたいだけなのに・・・・・。


動き出したら止まらない体と、欲にまみれた思考が・・・憎くてたまらない。


好きだと思ったら、触れたいと思ってしまう。

触れて、自分のものに・・・したい・・・。



俺だけの・・・・跡を残したい。


疼く体を、必死に抑え留める。


これ以上、傷つけてどうするんだよ・・・。