みんながジュースを買いに行って、俺と芽悠だけが残された。


二人きりで緊張してた俺は、何を話せばいいかと焦っていたのに、

芽悠は疲れたとか言って一人で寝てしまった。



机の上で顔を伏せるように、自分の腕に顔を乗せて寝ている。

目を伏せた横顔が・・・・どうしようもないくらいに愛おしかった。



長い綺麗な睫毛が、白く透き通るような肌にくっきりと浮かび上がっている。


淡い赤みを帯びたふっくらとした唇が、発情期の俺を刺激したのは言うまでもない。



しばらく、その柔らかそうな頬や、綺麗な唇を見つめていた。

けれどそれでは終わらなくて・・・・自然と伸びた手。


ゆっくりと頬を撫でるように触れて・・・唇にも、そっと触れる。



そこから指先に伝わってくる熱が・・・・俺を溶かしてしまいそうなくらい甘い。

全身が痺れていく感覚・・・・。



自然と近づく顔。



やめろ、芽悠を傷つけるだけだろ____


もう一人の自分が必死で欲に溺れた俺に呼びかける。


そんな自分自身の言葉は、何の抵抗にもならなくて。



俺は・・・


寝ている芽悠にキスをした_____