太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

そのまま玄関まで行くと、やっと離された手。


あ・・・そういえば流生と約束してた・・・。



「じゃあ、先輩さよなら」



可愛く笑ったゆうくんに、



「うん、気をつけてね。ばいばい」



と手を振り返して、私も自分の下駄箱に行く。




__ドンッ


靴を履こうとしたら人にぶつかってしまう。


「あっ、すいません・・・って流生・・・!」


校門で待ってるんじゃなかったっけ・・・?



「遅いから」



時計を見てみると、下校時間は10分くらい過ぎていて・・・ゆうくんと居たからつい楽しくて話しすぎたんだ・・・。



「ねぇ・・・さっきの1年誰・・・?」



急に顔を近づけてそう問われる。



「えっ・・・同じ・・・部活の子・・・・」

「へー・・・。なんで・・・手繋いでたわけ?」



ゆうくんが言った告白に近いような言葉を・・・思い出してしまって、急に顔が赤くなってしまう。



「顔・・・赤いんだけど?」



それでも流生の質問攻めは終わらなくて、私を追い詰める。