太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~


「先輩って・・好きな人とかいるんですか?」

「え・・・?」


ゆうくんの真っ直ぐな瞳を見て、朝に起きたことや昼休憩のことを鮮明に思い出してしまう。


「・・・ううん、いないよ」


私は少し笑って言ったけどゆうくんの瞳は揺るがなくて、つい目を逸らしてしまう。



「居るんですね、好きな人」



そう言ったゆうくんに驚いて、彼の顔を見た。



「でも、僕も諦めません」




諦め・・・ない・・・?

ゆうくんの言葉が私をドキッとさせる。




「そ、それって・・・その・・・」



よく分からなくて戸惑っていたら、急に手を握られて「帰りますよ」と引っ張られる。