これからの毎日をこんなふうに過ごさなければいけないと考えると、何か重いものがからだ全体にのしかかったような気がした。



早く・・・・夏休みになってくれないかな・・・・。



今まで過ぎないで欲しいと思っていたこの時間が、今では一刻も早く進めばいいと思っている。




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「芽悠、一緒にお弁当食べよ?」



いつもは真奈美と爽太と流生で食べている昼食も、今日は一人でいい。


「ダメだよ。だって真奈美は爽太とキスまでしたんだよ?爽太と二人で食べるべき」



笑って心にもないことを言う自分に・・・我ながら呆れる。

こんな状況になれば口からポンポンと出てくる嘘。


「えっ・・・そうかな・・・」


顔を赤くする真奈美も・・・もう見飽きたと感じる自分がいた。


「そうだよ。私は邪魔しちゃ悪いから、流生と食べるね」


座っていた爽太が立ち上がり、いつも通り私の席の隣までやって来る。