「先生、大丈夫。流生のおかげでもう治ったの。だから教室に戻るね?」




笑顔になった私を見て、流生も笑った。




「そう・・・?本当に大丈夫?」

「大丈夫だよ、俺が慰めてやったんだから。」




何だか自慢げに言う流生を見て、可笑しくて笑ってしまう。




「そうね、流生くんが居たなら大丈夫ね」




先生と流生は相当仲がいいのかもしれない。

やっぱり先生も女だし、イケメンにはやられちゃうのかな・・・。




「じゃあセンセ、ありがと。俺も元気だし戻るわ」




私たちはお礼を言うと、保健室を出た。