「おはよう!」

「あ、おはよー」


金曜日のことがあったからか、何だかテンションが高い私。


ちょっぴり、口元が緩む。


今まで月曜日が来るのがこれほど楽しみだと、思ったのは初めてかも知れない。


早く、爽太に・・・会いたい。


胸が高鳴って、なぜかぴょんぴょんと跳ねたくなる。


見渡して見ると爽太は朝練に出ていていないけど、流生は朝練をサボったようで、一人で本を読んでいる。

チャラいのかと思えば・・・勉強ができるし、流生はなんか不思議だ。


そんなことを思っていたら、とびきりの笑顔で微笑む真奈美が目に入る。



私よりも、何か良い事があったようだ。