太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~



そのまましばらく、そこに立っていた。


通り過ぎる人、降り続ける雨。


なぜかスローモーションのように見える。



・・・・ほんとに馬鹿だな・・・俺。


こんなに好きだと・・・・分かっていたら・・・な。


今更気づいても・・・どうしようもできないこの感情。


男らしくない。

格好良くもない。


・・・・気づいてしまったら、もう止められない。


残された時間が・・・・ここまで俺を追い詰めるなんて・・・思ってなかった。



だけど・・・・切なくても、苦しくてもどうしようもできない。


どれだけお前のことを想っても・・・・この気持ちは閉じ込めることしかできないのに。