太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

俺は何も考えずに、ただ走った。


そんな時・・・目の前に見えた二人組。



途端に・・・足が止まり、胸の痛みがより強くなる。


・・・・・なんでこんなに・・・・つらいんだよ・・・・。


誰なのか考えないようにするなんて・・・無理に決まってる。



流生と・・・芽悠・・・。

同じ傘に入った二人は、当然距離が近い。


なんで・・・・二人が一緒に・・・。


目の前の光景に、驚きを隠せず・・・足が動かない。

痛む心臓が、ただ苦しい。




・・・・・・今すぐにでもお前を流生から奪い取って・・・抱きしめたい・・・・・。

なぁ・・・・なんでそんなに・・・俺から遠ざかって行くんだよ・・・。