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ー パチパチ。
しばらくすると目が開いた。
そこに見えたのは、綺麗な青々とした青空ではなく、保健室の天井だった。
グラウンドに倒れていたあたしがばぜここにいるの?
「あら・・・起きた?」
「あ、はい」
保健の先生がカーテンを開いて、あたしの様子を見てきた。
「あの・・・・どうしてあたしがここに?」
「岡本くんが運んできてくれたのよ」
岡本・・・・愛雅が?
愛雅、あたしが倒れたのに気づいてくれたの?
「岡本くんがね?いち早く気づいて安西さんを抱えて来てくれたの」
「そうですか・・・」



