「麻帆ー!今日部活行くのか?」 陸上部のみんながいるところへ走り出そうとした時に、愛雅があたしのところへ来て話しかけてきた。 「うん!」 「そっか。じゃ、部活終わったら、校門まで来て?待ってるから」 「うん!ありがと」 「おう!じゃ、頑張れよ」 そう言って優しく微笑んであたしの頭を優しく撫でてくれた。 愛雅が背を向けて、校門へ歩き出すのを見て、あたしも同時に歩き出した。