ー キーンコーンカーンコーン。
午前中の授業が終わり、お昼休みチャイムがなった。
「麻帆!また屋上で食べる?」
「あ、うん!」
お弁当と、お茶を持って昨日と同じところに座る。
「麻帆!なんかいいことあったでしょ?」
「えっ!?」
す、鋭いなぁ・・・
「顔見てりゃわかるよ!だって、明らかにいつもと違うし・・・どうしたの?」
ほんと勘鋭いんだから・・・・
あたし、そんな顔に出るのかな?
「あたしね?実は、愛雅と付き合い始めたの!」
愛未ちゃんの耳元で囁いた。
「ぇえええええええ!!!」
「うるさい!静かにしてよ!」
「ごめん・・・」
大きな声でリアクションしたせいで、周りから、チクチクと痛い目線が送られてきている
のにも関わらず、パクパクと気楽にご飯を食べる心愛ちゃん。
ある意味尊敬するな・・・・・
こんな痛い目線が送られているのに普通に食べてるなんて・・・・