「麻帆、だいぶ前のことだけど、ほんと悪かった」 「ううん・・・・」 首を横にブンブン振った。 「麻帆、実は・・・俺、ずっと麻帆のこと好きだった。でも、陸上のことしか頭にないと思ってた」 えっ?えっ? ・・・ぇえー!? ちょ、待って・・・・・ 愛雅があたしのこと好き? 考えられない・・・・ だって、昨日冷たかったときあったじゃん・・・・ 夢? そう思ったあたしだけど・・・ 手をつねると・・・・ いったい!? 現実みたいだ。