お昼休みになった。 「麻帆!一緒に屋上で食べよ?」 「うん!」 あたしは、お弁当とお茶をもって、心愛ちゃんと一緒に屋上に上がり、フェンスにもたれかかって座った。 お母さんが朝早くに起きて作ってくれたお弁当を開け、手を合わせて、「いただきます!」と言ってお箸をもち、食べ始めた。 「ねぇ、心愛ちゃん。好きってどういう感じ?」 心愛ちゃんは2個年上の彼氏がいる。