春川家の5兄妹










けれど、私の涙を見てなのか、我に返り手を緩めて








「ご、ごめん………
大丈夫じゃないのに気負わないで欲しくて、
もっと頼って欲しいって思ったんだ、
なんていうか…………………








ほら、俺にとっても妹みたいなもんだろ?………………多分………………
少しでもいい、頼ってくれない…かな?」








そう控え気味に言うと顔をのぞき込んできた








怖さが溶けて、涙が一気に出てきた








ハルトさんの服をつかみ静かに泣いた








心に、闇を抱えながら…