衝撃の方が早かった それも当たり前だ だってそこには手を後ろにして口にガムテープを貼られて柱にもたれ掛かり苦しそうにこちらを見る青遥の妹の姿があった 差出人は弦国… 場所まで丁寧に書いてある 「ちょ…ちょっと俺凪ちゃんのお兄さん呼んでくるから 先に行って凪ちゃんの無事確認してんね?」 そう言い俺たちの返事を待たずしてどっかへ走ってしまう 仕方ないと言い俺たちは指定された場所にカバンを持って走った