藍『ん…』
目を開ければ、白い天井。
薬品のツーンとする匂い。
あぁ、帰ってきたんだ!
あれ?右手があったかいな。
ふと、右手の方をみると、僕の手を握ってベッドに顔をつけて寝ている嶺緒だった。
ずっと握っててくれたんだ?
藍『ありがとう、嶺緒』
と頭を優しく撫でた。
その時、
嶺『んぅ…っ!…藍!』
ムギュ!
藍『おっと!』
急に嶺緒に抱きしめられ、バランスを崩し、ベッドに倒れた。
藍『れーくん、離して』
と行ったが
嶺『いやだ。』
と言って離さなかった。
逆にもっと抱きしめられてしまった。