ーーー藍サイドーーー
僕は我を失い妖を倒し続けていた。
その時に誰かに抱きつかれた。
とても懐かしくて落ち着く。
?『藍。落ち着け。』
この声は
藍『葵…お兄…ちゃ…ん。』
そう、下野家の長男。僕たちの兄、葵お兄ちゃんだった。
葵『そうだぞ。もう大丈夫だ。落ち着け。 ……………眠れ…』
僕は、葵お兄ちゃんが何かを唱えた声を最後に意識を失った。

ーーー葵サイドーーー
葵『………眠れ…』
俺は精神的に今不安定な藍を眠らせるために催眠の術をかけた。
そして、お姫様抱っこをした。
葵『久しぶりだな!博臣、博人、秋!』
こいつらは俺がこの場にいる事に驚きを隠せないようだ。
博臣『い…いつ帰ってきたんだ?』
葵『え、ついさっき』
博人『仕事は?』
葵『終わったぞ。』
秋『なんで、ここにいるの?』
葵『藍が危険だって知らせがきたから。あと、今度はここら辺の依頼だから。』
まぁ、そのあとも沢山質問ぜめにされたが、今は藍のほうが先だからあとにしてもらうよう頼んだ。
博臣『じゃぁ、最後に聞かせてくれ。
どうして、催眠の術とか使えんだ?』