「ね…時雨。貴方はどこかへ行ったりするの？」

「うーん…一応家族と実家に帰って……まぁ…それぐらいかなぁ……。 あ、さっちゃん！来週さ…夜の学校にクラス皆で、肝試しに行くんだけど行かない！？」




「はぁ、私が？そんなくだらないことに付き合わせないでよ。マジでくだらいわ一人で行きなさいよ…」



「あーさっちゃんw怖いんでしょー。あらあら…さっちゃんも可愛いのねー」


「なっ！……んなわけないでしょう！やればいいんでしょ？行けばいいんでしょ？やってやるわよ！」


「やったぁー☆それでこそ、さっちゃんね！じゃぁ皆に言わなきゃ！行こ！」



私もこんなに気軽に返事しなきゃ良かった…。


そう思いながら、時雨についていった。



今はわからない…学校が血に染まるなんて。悲鳴がこだまするなんて。