人夏の恋で終わらせない。



そんな退屈な入院生活も毎日毎日、翔生君が来てくれてわたしは、たのしかった。


もちろん楽しいなんていいません。


たわいのない話ばかりだけど、翔生くん
といると、安心する自分がいる。
自然な自分でいられる。
なにより、笑ってられる。


隼人のこと、ずっと引きずってて、
忘れられない自分がいたけど、翔生くんといると、その時間だけは忘れることができた。