人夏の恋で終わらせない。

コンコン!
部屋がノックされた。

「はい。」

「お姉ちゃん?愛寧だけど入っていい?」

「愛寧?うん。」

「よっ!」

熱冷まシートを張った弱々しい愛寧が入ってきた。

「どしたの?愛寧。それよりあんた大丈夫??」

「あー私は平気!!
ねぇ。お姉ちゃんほんとは体調なんて悪くないでしょ?お姉ちゃんは体調でもなくて心の病……なんじゃないの??」