私は家に帰ってきた。
家にはお母さんと、妹の愛寧(あいね)15歳がいた。
「なんで、愛寧がいるの?」
「え、愛寧今日熱あったから休ませたの。」
「そー。高いの?」
「いやー微熱なんだけどまぁ無理させていく必要もないかなと思ったから、休ませた。それより、何であんた帰ってきてんの?どこか体調でも悪いの?」
「うん。ちょっとね。部屋で寝るからそっとしといてね。ご飯とかいらないから。」
「そー。わかった。なんかあったらよんで?」
「うん。ありがと!」
私は自分の部屋に行った。
そしてたくさん泣いた。
大好きだった……中学のころから大好きだった隼人と付き合えたときのうれしさ。
でも、それは嘘で。
一瞬にして私は、夢を見ていたのを起こされた気がした。

