一緒にいさせて。

「痛っっ………あっ……スミマセンっ」

ぁあーっ!やっちゃったよ…

『痛ってぇー…ったく、何すんだよ…』



まさか…怖い人にぶつかっちゃった…?


恐る恐る見上げてみると、サラサラの黒髪の背の高めの男の子。

よく見ると、すごく可愛い顔。

って見つめてしまったっ


「ぁあっ…あっ…スミマセンでした…
失礼しますっっ!」


私は顔を真っ赤にして逃げ出した。
可愛い人だったけど声怖かったっ…

『朱莉いたっ!もぉ。どこいってたの。待っててっていったじゃんっ』


「へへ。ごめん。」


こんな事しても許してくれる栞ちゃん。鈍臭いあたしを受け入れてくれる栞ちゃん。もう大好きだ。

『今度こそ受付行くよー』

その後私たちは教室へ向かった。