『受付は どこかなーっと。』


人混みの中を掻き分ける様に進んでいく。

まぁ、あたしは栞ちゃんのしっぽ状態だけど笑

『あれっ!?朱莉?いる??』


あたしの目の前でキョロキョロするしおりちゃん。


そう。あたしは人が怖い上、身長が低いので、存在がほぼ0。


「いるよ……あ痛っ うぅ…」


『あっ!あったよ朱莉ーっ あ、ハンコいるって!お母さんに渡したままだ!ちょっとここで待ってて!じゃっ!』


「あっ!!行かないでよっ栞ちゃんっ!」

容姿端麗、頭脳明晰、スポーツばん