あなたに抱かれて眠る時

いつも思う

このまま時が止まればいいのに!って

無口で無表情だけど

どこか陰のあるあなただけど

誰にでも優しいあなた

そんなあなたを求め抱かれる者は

わたしだけじゃない

本当はね

本当は

わたしだけのあなたでいて欲しい

だけどもし

わたしがそんな我が儘を言ったら

きっとあなたを困らせてしまうから

だから

言わない

あなたを困らせたりしない


あなたが抱えている闇も

その闇から漂う何かも全て

あなたの全てが愛しい

いつも優しい温もりで包んでくれるあなた

出来ることならこのままずっと

あなたの側に居たい

あなたにくるまって

眠っていたい

でも

それは叶わない夢

春になれば

あなたはどこかへ行ってしまうのよね

黙ってひとりで

どこかへ行ってしまうのよね

わかってる

わかってるの

わかっていたのに

いいのよ

いいの

あなたにはあなたの事情があるものね

だから今は

春になるまでは

我が儘なわたしを

包んでいてください

そして季節が巡り

またあなたが戻って来る日を待っています

その優しい温もりで

寒がりなわたしを包んでくれる日を待っています

冬はあなたが恋しくなります

とてもとても恋しくなります

冬はあなた無しでは眠れない

あなたは











あなたはこたつ

イエス!こたつ

わたしはあなたに何もしてあげられない

こたつぅ~!

こたつぅぅ~!

無償の愛をありがとニャ~!!