辺り一面ピンク色がが舞っている。
思考がほわほわしている。多分これは夢だ。
そして一面のピンクこれは……………


さくらでんぶだ____。

「兄さん!!!!!」
「うひゃぁっ!?」
突然の大声で飛び起きる。目をこすり声のする方向をみると弟があきれがおで見ていた。
「まったく…登校初日から遅刻する気?」

こいつは弟の芽吹(いぶき)。しっかりもので俺にたいしてもあれこれ世話を焼いてくる、しかも高校に入ってから成長期がおとずれ俺より背が高くなってしまった。
そういうこともあり母からはどっちが兄だかわからないわねなんて笑われる始末だ。
自分でも抜けている部分があるのは自覚しているし正直助かっているのは事実だけれども…。

「だって…さくらでんぶの海が」

「またさくらでんぶの夢か…好きだねぇ…ほらちゃっちゃっと支度する!」

「うー……はぁい」