アルSide

これは昔ばぁさんに聞いた人魚姫の話


青く美しい海の中
金色の髪をしなやかになびかせ
少女は1人でいた



誰とも接することなく
ただ
時が流れるのを待っていた


夜になると夜空を見る
それが少女の唯一の生きがいであった


〜♩♫〜♪♩〜♫


少女は星空の下旋律を奏でた
それはとてもとても美しい旋律だった


この話をしても誰も信じやしない
あたりまえだ
こんなの御伽話だと俺も思っていた