「ひかるぅ~~!」



突然、後ろから甲高い声がした。



「…っ瑠花」



瑠花…?



「やっと話せるっ、希輝!」



希輝くんに瑠花と呼ばれたその女の子は、いきなり希輝くんの首に抱きついた。



ななななにしてるのこの人?!よくこんなところで男子に抱きつけるね?!す、すごいよ!!



「痛ってえ、力強すぎなんだけど」



希輝くんは冷たそうに言う。



「だってえ~嬉しいんだもん♡」



つ、つよいぞ瑠花さん!希輝くんにこんな風に言われてもめげないなんて…!翔太さん第2号だ…!!




「あれ?希輝、この子ってさっき舞台で挨拶してた子だよね?なんで希輝にくっついてるの~?」