王子様の召使い?!

いやいやいや、好きじゃないよ?!



今は、好きな人、多分いない…?かな?



わたしはチラリと希輝くんのほうを見る。



―――ギクリッ。



こ、怖い!!希輝くんがめっちゃ睨んでくる〜〜!!しかもなんか不機嫌そうなんだけど!?



ん、んん?てかなんでいま希輝くんのほう見たんだろ。好きな人…なのか?



もう一度希輝くんをみると、まだ睨んでいた。



あんな怖い人、好きなわけない!!恋ってもっとこう、キュンッていうか、ドキドキすると思うんですよ。その人のことで頭がいっぱいになるっていうか。(自論)



だから希輝くんは…ないな。



「でも、向こうはそうじゃないみたいだけどな〜」