王子様の召使い?!

は、はぁ…そうなんですか…マジですか…



「なにその顔。俺がいやらしいことしに押し寄せてくるとでも思ってんの?」



ぎくっ。思ってたといえば思ってたけど…?



「だ、だって、桐島くんならやりかねないじゃん… (実際お仕置きと言ってキスしてきたし…) 」



出会って数分の女の子にお姫様だっこしたり、好きでもないのにキスしたり、チャラすぎだもんっ。



桐島くんはわたしを見ると、わざとらしくハァとため息をついた。



「あのなぁ、俺がそんなヘマすると思う?安心しろ。あんたにそういう色気はないから。まあ中にはそういうプレイが好きな奴もいるけどな」



「なっ…なっ…!」



うう~~~!なんなのこの人?!色気がなくてすみませんねっ!いいもん別になくたって!



てか、そういうプレイって、よくそんなことサラリと言えるものだ。やっぱりタラシだ(勝手な偏見)