王子様の召使い?!

「あの、なんですかそれ?」



「なにとぼけてんだよ。さっき目逸らしただろ?」



あ~~~っ!し、しまった。そうだそらしちゃったんだっけ、、



って!!それだけでお仕置きされるの?!なにそのシステム!!



「あ、あれは、その…、反射っていうか…?ほ、本能っていうか…?!」



何言ってんだわたし。とりあえずお仕置きが怖くて精一杯否定しようと思ったけどいい言葉が出てこない。うぅ…



「そんな言い訳通用するとでも思ってんのか?」



はいはい、そうですよね。



「まあ、お仕置きは屋敷についてからとして、そろそろ出発するから」



「あ、はい…」



わたしは大人しく桐島くんに従い、この大きなベンツが我が家から離れていくのを見届けた。