王子様の召使い?!

あの人(桐島くん)の仕業か~~っ!!



召使いになれってこういうことだったんだね。なるほどです…



あ、でもお給料ちゃんと貰えるっぽいしバイトみたいな感覚でいいのかな?



何故か少しだけワクワクしてきた。だって、大きな財閥の使用人なんて普通じゃなれないもん!



「なんか楽しそうに思えてきたかも!」



「そうそう、いい人生経験になるわっ!頑張りなさい♪あっちなみみね、桐島財閥ってすっごく有名な財閥だから、使用人にもランクがあるらしいの。鈴香はまだ新入りだから下の方だと思うけど…あなただけ特別枠みたいなのよねえ」



「え?特別枠って?」



わたしは不安げに聞く。



「お母さんも良く分からないわ。でも詳しいことはこの封筒の中の紙に書いてるから、それ見て下さいだって」



「ふ~ん」