王子様の召使い?!

桐島くんは抵抗できなくなったわたしを見下ろすと、ニヤリと笑った。



「じゃあ、俺の召使いになれ」



…はい?今なんておっしゃいました?



この状況で変な冗談言わないでよ…?



「あ、あの、からかわないでください…」



クスッと笑う桐島くんだが、目は真剣そのものだ。



え…?わたし、桐島くんの、召使い?



頭の上に見えないはてなマークがたくさん浮かぶ。



「俺は別にからかってりつもりはないけど。あんたは俺に逆らえるような立場でもないよね?今日から俺の召使い。俺の言うことならなんでも利く。それだけだ。わかった?」



~~~っなんなのこの人!!意味わかんない!わかるわけないじゃん!!