次の日。今日は日曜日で学校はお休みです。



いつものわたしならお昼くらいまで爆睡してるけど、これからはそんなことしていられません。なぜなら…希輝くんの使用人にされちゃったからです!!もう泣きそうな鈴香です!!



めっちゃ早起きなんだけど…まだ4時半だよ…外真っ暗だし…!



一応使用人にもお仕事のメニューがあるらしく、昨日希輝くんの部屋から自分の部屋に戻ってきたとき、明美さんが届けてくれた。



そのメニューを見てみると―――



な、なんだか希輝くんの傍にいること多くない…?!てかもろ希輝くんのお世話じゃないこれ…?!



え、だって、細かいところでいくと「希輝様のお風呂上がりにお体を拭いて差し上げる」とかあるよ?!なにこれ逆セクハラじゃん?!



ま、まあ、その辺はどうせ希輝くんも嫌がるだろうし、適当に済ませよう…



そんなことを思いながら使用人の制服に着替え、長い髪を束ね身なりを整える。



え~っと、まずは希輝くんの着替えを持って希輝くんを起こす、それから明美さんが運んでくれた朝食を希輝くんに食べてもらってるあいだに希輝くんのお部屋の掃除、希輝くんがシャワーを浴びてる間に洗濯食器洗い、それから希輝くんがシャワーから出てきたときに体を拭いてあげ…ってそれはなしで!!



なんか使用人ていうより雑用係じゃんこれ。あっでも使用人=雑用係てことか。