「わっ、りっくんありがとう!」
「いいよ、1人じゃ大変だろうし」
なんて優しい人だ!夏希とは大違いだ!
わたし達はせっせとお皿を拭いていく。気がつけば、会場には人がほとんどいなくなり、照明もほぼ消されていた。
厨房も薄暗い。わたしとりっくん以外に使用人さんたちはいなかった。みんな本当に帰ってしまったらしい。仕事はやいなぁ。わたしも慣れなきゃ。
無言でお皿を拭く。広い厨房で、わたしの隣、肩がくっつくくらいの距離にいるりっくん。
な、なんか話した方がいい?あと、ちょっと近くないかな…?
「あ、あのさ!りっくんはなんで使用人のバイトしようと思ったの?」
古典な質問をしてしまった。でもこれくらいしか思いつかないよ。
「ん〜、特に理由はないけど、人生経験としてかな?」
「そうなんだ…!」
「鈴香は?なんでやろうと思ったの?」
「いいよ、1人じゃ大変だろうし」
なんて優しい人だ!夏希とは大違いだ!
わたし達はせっせとお皿を拭いていく。気がつけば、会場には人がほとんどいなくなり、照明もほぼ消されていた。
厨房も薄暗い。わたしとりっくん以外に使用人さんたちはいなかった。みんな本当に帰ってしまったらしい。仕事はやいなぁ。わたしも慣れなきゃ。
無言でお皿を拭く。広い厨房で、わたしの隣、肩がくっつくくらいの距離にいるりっくん。
な、なんか話した方がいい?あと、ちょっと近くないかな…?
「あ、あのさ!りっくんはなんで使用人のバイトしようと思ったの?」
古典な質問をしてしまった。でもこれくらいしか思いつかないよ。
「ん〜、特に理由はないけど、人生経験としてかな?」
「そうなんだ…!」
「鈴香は?なんでやろうと思ったの?」
