「ねえ、気づいてた?鈴香の部屋、桐島が家具とか選んだんだって。鈴香の趣味に合うように」
夏希はお皿についたハンバーグのソースを落としながら言った。
「えっ、そうだったの?」
わたしも負けじとワイングラスの水を丁寧に拭いていく。
「あたしに色々聞いてきたもん。どんなのが好みかって。鈴香と一緒に召し使いになっていくれといい、ちょっと感動した」
なるほど。だからわたしの部屋だけ雰囲気が違ったのか。
希輝くんって、やっぱりほんとはいい人なのかなあ。なんだか、今まで散々言ってきて悪い気がしてきた。
「わたし、希輝くんにお礼言わなきゃ」
「ん〜、そうね」
それからは2人ともお皿を洗い拭くことに夢中になり、無言が続くが、
「あ、そういえばさ〜、桐島、鈴香のこと好きなんじゃないの?」
という夏希の変な発言で、拭いていたスープのお皿を落としそうになった。
夏希はお皿についたハンバーグのソースを落としながら言った。
「えっ、そうだったの?」
わたしも負けじとワイングラスの水を丁寧に拭いていく。
「あたしに色々聞いてきたもん。どんなのが好みかって。鈴香と一緒に召し使いになっていくれといい、ちょっと感動した」
なるほど。だからわたしの部屋だけ雰囲気が違ったのか。
希輝くんって、やっぱりほんとはいい人なのかなあ。なんだか、今まで散々言ってきて悪い気がしてきた。
「わたし、希輝くんにお礼言わなきゃ」
「ん〜、そうね」
それからは2人ともお皿を洗い拭くことに夢中になり、無言が続くが、
「あ、そういえばさ〜、桐島、鈴香のこと好きなんじゃないの?」
という夏希の変な発言で、拭いていたスープのお皿を落としそうになった。