昼飯を食っていたとき、宇治がまたあり得ないことを口にした。

「俺…あの子の事…ヤるわ。」
…?
「あの子?」
「片瀬夏海の事だよ~。(ニコ)」
いや、ニコじゃねえよ…。
ってか…片瀬をヤるだと?

「やめとけよ!!うぜえんだろ?」
「いやさ、俺こないだ…片瀬チャンの下着姿見ちまってさ~、可愛かったんだよ~!!」
…テメェ…!!!!
「最低だな…お前。」
「んあ?何でだよ~、お前だって好きだったから俺に苛めさせないようにしてたんだろ?」
…好きではないけど…確かに…手を出されたくなかった。

「…で?いつヤるんだよ…。俺も見に行く…。」
…嘘だけど…。
「あ?う~ん…明日にでもヤっちゃおっかな~!!」

俺は…コイツにとられるくらいなら…その前に…自分のものにすると…本能的に決めた。


………………………。

片瀬は…俺の行為に…抵抗ひとつしないで…体を預けた…。
とても儚い存在…俺の好き…いや、気づかぬうちに愛し焦がれていた…片瀬を…俺は…いとも簡単に…犯して…壊してしまった…。

この行動が…アイツらを…夏海と希を…苦しめるとは考えもせずに…。