「つまり、レスなのね。」自分に言おうように呟いた。なぜそんな自然に言えるのか。それに同じて一緒に帰っているのでしょうか。この鴨川先輩は忙しくないのかしら。受験生はずなのに…ひょっとして進学するつもりではないの?それより…
「レスっていうな!」先輩なのに考えずに言い出した。
「ははは。大丈夫だって。あっちゃん好きになっちゃってしょうねぇな!」安心で笑って歩き続いていた。どうしてそんな恥ずかしがりセリフを言えるのか。この先先輩の顔真っ赤になったのに。変態かな。
「いいえ。その…鴨川先輩、何か勘違いしているそうです。あたしがただ…」
「ねぇ。一つ訊いていい?」
確かに怖いよ。この鴨川先輩は怖い。考えずにすっごく恥ずかしいセリフを言える人は困るのだ。直接過ぎかも。正直バカというのだ。大人になるの一部は環境によって何かが正しいか困るか判断できるようになるということだ。それにしても空気を読む。相手が困りそうな顔をしながらまだ恥ずかしいことを聞くのはやっぱり正しくはないのですよ、先輩。さっさと卒業して大人になりなさい。「大人になりなさい。」
…
え?それ、考えたのか、言い出してしまったのか。
先輩がまだ笑顔なんだけどなんかびっくりそうだ。まさか…
「そのまさかよ、笹原さん。大声で言い出した。言い出すより叫ぶより…けど、それも大丈夫。あっちゃんもいつも言ってくれるの。『子供っぽくやろう』って。僕別に卒業してもしなくてもどうでもいい。僕はただ」
「もう着きましたよ、先輩。」
あたしは毎日歩いて帰る。学校の近いマンションを探してお父さんと一緒に暮らすようにした。自転車も何も使わず移動できるようにって。便利だ。とっても。生徒会会計として毎月2・3回遅く帰らなければならないからうち近いのでどうでもいい。それに、帰り道の途中にコンビニもあるし、近所は安全し…
「で、入ってもいいかい?」
一瞬間で全部思い出しっちゃった。なぜ誰でも、お父さんでも数年前からあたしの部屋に入らないようにするその理由を。
「いや、その…」
「お邪魔しま~す。」
「レスっていうな!」先輩なのに考えずに言い出した。
「ははは。大丈夫だって。あっちゃん好きになっちゃってしょうねぇな!」安心で笑って歩き続いていた。どうしてそんな恥ずかしがりセリフを言えるのか。この先先輩の顔真っ赤になったのに。変態かな。
「いいえ。その…鴨川先輩、何か勘違いしているそうです。あたしがただ…」
「ねぇ。一つ訊いていい?」
確かに怖いよ。この鴨川先輩は怖い。考えずにすっごく恥ずかしいセリフを言える人は困るのだ。直接過ぎかも。正直バカというのだ。大人になるの一部は環境によって何かが正しいか困るか判断できるようになるということだ。それにしても空気を読む。相手が困りそうな顔をしながらまだ恥ずかしいことを聞くのはやっぱり正しくはないのですよ、先輩。さっさと卒業して大人になりなさい。「大人になりなさい。」
…
え?それ、考えたのか、言い出してしまったのか。
先輩がまだ笑顔なんだけどなんかびっくりそうだ。まさか…
「そのまさかよ、笹原さん。大声で言い出した。言い出すより叫ぶより…けど、それも大丈夫。あっちゃんもいつも言ってくれるの。『子供っぽくやろう』って。僕別に卒業してもしなくてもどうでもいい。僕はただ」
「もう着きましたよ、先輩。」
あたしは毎日歩いて帰る。学校の近いマンションを探してお父さんと一緒に暮らすようにした。自転車も何も使わず移動できるようにって。便利だ。とっても。生徒会会計として毎月2・3回遅く帰らなければならないからうち近いのでどうでもいい。それに、帰り道の途中にコンビニもあるし、近所は安全し…
「で、入ってもいいかい?」
一瞬間で全部思い出しっちゃった。なぜ誰でも、お父さんでも数年前からあたしの部屋に入らないようにするその理由を。
「いや、その…」
「お邪魔しま~す。」
