そんなに言わなくても本人が一番わかっているのに

そこまで言わなくてもいいんじゃないかと思うぐらい兄をあいつは追い込んだ



しまいには私まで言うようになり

「お前もきちんと勉強して家の手伝いをしろ!高校ぐらいは出ておきなさい!お前たちはただでさえ馬鹿なのにこれ以上私の名前に傷をつけるな!」

あいつはそう言い捨てた


私はそれに腹が立って言い返した

「私の名前に傷をつけるな?ただでさえ馬鹿だから?ふざけんな!自分だって学校に行かなかったくせに何がばかだ!お前にだけは言われたくないわ!一番嫌いなお前に何が分かるんだよ!本当のあんたの子供じゃないからって好き勝手言ってんなよ!そんなに言うんだったら結婚なんかしてんなよ!」


「なんだと!別にお前たちなんか元々いらなかったんだよ!結婚なんかしたくもなかった!子供さえできなければ..結婚なんかしなくてよかった!」


最悪だ


一番聞きたくなかった言葉をこいつはさらっといいやがった



やっぱり最悪だ