オレンジジュース





挨拶もそこそこに済ませ、私は帰る支度をして亜樹の元へ駆け寄った。

「あーきっ!かーえろっ♪」

「…うん。」ポツンと下を向いている亜樹。

「?どうかした?お腹痛い?」


「ーっ実はねっ!わたしっ、恋しちゃったの!!」



ぽかん。私はあんぐり口を開け、ただただ亜樹をみつめる。

「えっ。だっ、誰に?」何だか嫌な予感がした私は、亜樹に恐る恐るきいてみる。

「……上本夕日くん…。♥︎」