「ま、雅紀!?」


どうして雅紀がここに…


「ビックリしただろ」


雅紀はゲラゲラ笑っている


「何でここにいんのよ」


「お前工藤先生に電話したろ そのとき俺いたんだ 中学に遊びに来ててさ」


「そうなんだ…」


「まぁ、工藤先生に呼び出されたんだけどな」


工藤先生が雅紀を呼び出したんだ


まさか水澤先生のことを…


「全部聞いた 水澤先生最近体調悪いんだろ?」


やっぱり話したんだ


「まぁね…」


「その話聞いてるときに電話きてさ ビックリしたよ 呼吸困難なんて…」


「私もだよ…」


二人の間には沈んだ空気が流れていた


「何で俺に言わなかったんだよ」


「あんたには関係ないじゃん」


「関係あるだろ! じゃあお前毎日病院に…」


「だから関係ないじゃん!」


私は病院を出た


何で雅紀はいちいち首突っ込んでくるのよ…




このときからもう始まっていたんだね


先生の闘いが…