永遠のヒーロー

「本当に心配したよ…」


私は工藤先生の隣に座った


「ごめんなさい 心配かけて でも大丈夫だから」


「ゆっくり休めよ 明日から夏休みだしな」


工藤先生は水澤先生の肩を叩いた


「じゃあ俺行くわ あとはよろしく 相沢!」


あとはよろしくって…


「ちょっと先生」


「久しぶりに話できるじゃないか」


工藤先生が小声で言った


久しぶりって前話したばっかだし…


「じゃあな! 学校には俺が報告しとくわ!」


工藤先生はそう言うと帰ってしまった


もう嵐のように去るんだから


てか二人きり…


やっぱ緊張する


なに話せばいいんだろう…?


中学のときは毎日のように話してたのにな