永遠のヒーロー

「何で起こしてくれないの!」


私はキッチンにいるお母さんに言った


「何度も起こしたわよ」


お母さんは相変わらずバタバタしている


「うそー!」


私どんだけ爆睡してるんだ


「あんたはバカだからね」


お姉ちゃんがパンをかじりながら笑った


「笑うなー! あっ、ヤバッ 行かなきゃ!」


私は慌て家を出た


「美里! 朝ごはん!」


お母さんの声が聞こえたとき玄関のドアが閉まった