涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜




「答案の確認はした?」



ふるふると首を横に振る美羽に、これなら希望があるかもしれないと期待を持つ。



「確認、しよ」



答えの書いてあるプリントを出して、美羽の答案と見比べる。

案外、先生たちのミスが多い。


…これは、いける、かも。








「終わった…」

「やった…やったあ!!!!」



ニコニコと笑顔になる美羽の頭を軽く叩く。



「いたっ、」

「あのね、減ったけど、2教科は赤点なんだからね!!!!」



わかってるの?と呆れながらそう言うと、うん!!と満面の笑み。


…いや、駄目だろ。

分かってないでしょ、この子。