「…秋山と付き合ったんでしょ?」 「…うん。」 「だったら、敵が増えるよってこと」 わかってる。 智尋を好きな女の子がたくさんいることも。 過去にその子達の中のたくさんの子達が智尋に抱かれたことがあるということも。 だから、ライバルが増えることは仕方ないと思ってる。 怜のときだって、ライバルはたくさんいた。 …あたしが動き出すのをためらっていただけであって、本当はたくさんいたのだ。 「わかってるよ、ライバルが増えるなんてことくらい。」 「…そうじゃ、ない。 それだけじゃ、ないよ。」