涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜




そんなの、いやだ。

俺の隣に、いて欲しい。

ワガママだって分かってる。

でも。




「恋愛はタイミング。
タイミングを逃したものは…言わなくても、わかるでしょう?」




俺の頭の中を見据えるような発言をした人の方を咄嗟に向く。





「…あんた、誰。」



美羽…。と夏希が小さな声でその人のことを呼んだ。




「部外者に言われたくないんだけど?」

「あんたがそう言うなら別にいいんだけど。
ただ言わせてもらうけど、カッコ悪いよ、怜君」



美羽、と呼ばれた女の人は、ほんの少し大人びていて。

どこか…冷めてる、気がした。