「想ってくれて、ありがとう」 パッと腕を目元から離し、あたしの方を見た怜の瞳には、確かに期待があった。 「だけど、ごめんね。」 ありがとう。 ごめんね。 その2つを何度言ってもきっと足らない。 「叶わなくても。 届かなくても。 それでも…」