涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜



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放課後。

智尋と出会ったあの日に寄ったカフェに再び入った。


「…で。
どうしたの?あんたたち。」


落ち着く音楽がゆったりと流れる中、ゆっくりと切り出された言葉に、一度深呼吸をしてから口を開く。


「あのね。」


全部全部、話すべきだと思った。

一人じゃ抱えきれなくなった。

だから…

智尋を好きだって自覚したことも、怜がそれに気付かせてくれたことも、智尋に話したことも、全部全部話した。