美羽は、きっと分かってる。 あたしは、今のままだとしっかりと話せないということを。 だからこそ、サボろうと言わずに、授業を受けようといってくれた。 考える、まとめる、時間を与えるために。 先生… 先生、ごめんなさい。 あたし、今日は授業中に他のこと考えることにします。 心の中でそう謝って、チャイムの音を聞いた。