涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜




美羽は、きっと分かってる。

あたしは、今のままだとしっかりと話せないということを。

だからこそ、サボろうと言わずに、授業を受けようといってくれた。

考える、まとめる、時間を与えるために。


先生…

先生、ごめんなさい。


あたし、今日は授業中に他のこと考えることにします。


心の中でそう謝って、チャイムの音を聞いた。